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『1シリーズの120って、3気筒で本当に大丈夫なの?』。カタログを見て、そこが引っかかっている方も多いはずです。
結論から言うと、現行の120はエンジン単体156psにモーターを足したシステム170psで、街乗りから高速まで不足を感じにくい性能です。120 originalは同じエンジンのまま装備を絞って、本体価格を480万円に抑えたモデルです。
この記事では、120と120 originalのスペックと違い、どちらを選ぶべきかを数字で見ていきます。
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BMW 120はどんなモデル?
120は、現行の4代目1シリーズ(F70)の中心になるガソリンモデルです。先代F40の「118i」の後を継ぐ位置づけで、F70から車名の「i」が付かなくなりました。
駆動方式は前輪駆動(FF)、トランスミッションは7速DCTです。マニュアル車は設定がありません。
120は「1.5L直列3気筒ターボ+48Vマイルドハイブリッド」のFF車です。本体価格は120 originalが480万円、120が500万円、120 M Sportが521万円(2026年7月以降モデル・税込)です。
| モデル | 本体価格(2026年7月以降・税込) | 主な違い |
|---|---|---|
| 120 original | 480万円 | 装備を厳選したエントリー。ボディカラーは3色 |
| 120 | 500万円 | 標準モデル。オプションのパッケージを選べる |
| 120 M Sport | 521万円 | Mサスペンションと18インチ、スポーツシート |
3つとも、エンジンと燃費は同じです。差が出るのは装備と見た目なんです。
エンジンとスペックはどれくらい?
ここからは公式主要諸元(2026年3月以降生産分)の数字で見ていきます。
| 項目 | 120 original/120/120 M Sport |
|---|---|
| エンジン型式 | B38A15P |
| 種類 | 直列3気筒DOHCガソリン・ターボ |
| 総排気量 | 1,498cc |
| エンジン最高出力 | 115kW(156ps)/5,000rpm |
| エンジン最大トルク | 240Nm/1,500〜4,400rpm |
| モーター | 15kW(20ps)/55Nm(48V) |
| システム最高出力 | 125kW(170ps) |
| システム最大トルク | 280Nm |
| トランスミッション | 7速DCT |
| 使用燃料 | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク) |
| 燃料タンク | 49L |
エンジンの最大トルクが1,500rpmから出ているのがポイントです。低い回転から力が出るので、信号からの発進で3気筒の非力さを感じにくいんです。
48Vのモーターはトランスミッションと一体になっていて、発進や加速の時にエンジンを助けます。公式の名前は「BMW 48V インテグレイテッド・ハイブリッド」です。

『ツインターボなの?』と気になる方もいますよね。
BMWは「ツインパワー・ターボ」という呼び名を使ってきたので、そう検索されることが多いです。ただ、現行120の公式諸元の表記は「直列3気筒DOHCガソリン・ターボ」です。
48Vマイルドハイブリッドで何が変わる?
『ハイブリッドって、プリウスみたいにモーターだけで走るの?』と思う方もいるかもしれません。120の48Vは、そういうタイプとは違います。
モーターは15kW(20ps)・55Nmの小さなもので、発進や加速の時にエンジンを手伝う役目です。外から充電する仕組みもありません。
- 発進の時にモーターが力を足してくれる
- システム出力が170psまで上がる
- 燃費はWLTC 16.8km/L
- モーターだけで長く走る仕組みではない
- 外部から充電はできない
- 荷室は300Lで、M135 xDriveの380Lより小さい
荷室が120系で300Lなのは公式諸元の値です。理由は公式に書かれていないので、ここでは数字だけ押さえておきましょう。
燃費と税金はどうなる?
性能と並んで気になるのが、維持費に直結する燃費と税金ですよね。
| 項目 | 120系 | 120d | M135 xDrive |
|---|---|---|---|
| WLTCモード燃費 | 16.8km/L | 21.2km/L | 12.5km/L |
| 市街地/郊外/高速 | 12.3/17.6/19.3 | 14.5/22.8/25.0 | 8.9/12.8/14.9 |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 | ハイオク |
| 自動車税(年) | 30,500円 | 36,000円 | 36,000円 |
| 車両重量 | 1,460kg | 1,540kg | 1,570kg |
燃費は国土交通省審査値(公式主要諸元)です。120は排気量が1,498ccなので、自動車税は1.5L以下の年30,500円に収まります。
重量税の区分も、120は1.5t以下(1,460kg。サンルーフ付きでも1,480kg)です。120dやM135 xDriveより1つ下の区分になります。
120はハイオク指定です。レギュラーを入れていいかどうかはハイオクとレギュラーの話で詳しく書いています。
120 originalは何が省かれている?
120 originalは、2026年5月27日に追加されたエントリーモデルです。120との差は本体価格で20万円あります。
ここが大事なところですが、エンジン・48Vハイブリッド・ナビゲーション・運転支援のドライビング・アシストは標準のままです。省かれているのは、主に快適装備とオプションの選択肢です。
- 48Vマイルドハイブリッド
- ナビゲーションとカーブド・ディスプレイ
- ドライビング・アシスト・プラス
- デジタル・キー・プラス
- 電動シートとシート・ヒーティング
- 40:20:40分割の後席
- テクノロジー・パッケージ(ハンズ・オフ・アシスト)
- タイヤ・リペア・キット
ほかにも、足で開けるオートマチック・テールゲートやハイライン・パッケージは選べません。harman/kardon、ヘッドアップ・ディスプレイ、BMW Individualの有償色も同じです。
ボディカラーはアルピン・ホワイト、ブラック・サファイア、スカイスクレイパー・グレーの3色だけです。120なら追加費用なしの色が6色から選べます。
「後からオプションで足せばいい」と考えるのは危険です。120 originalで設定がない装備は、販売店で後付けできないものがほとんどです。冬にシート・ヒーティングが欲しいなら、最初から120以上を選んでおきましょう。

120 originalでも付いている運転支援は?
装備を絞った120 originalでも、運転支援の基本は120と同じです。ここは安心していいところです。
- アクティブ・クルーズ・コントロール
- ステアリング&レーン・コントロール・アシスト
- 衝突回避・被害軽減ブレーキ
- レーン・チェンジ・ウォーニング
- 誤発進抑制制御
違いが出るのは、高速道路の渋滞時に使えるハンズ・オフ・アシストです。120はテクノロジー・パッケージ(404,000円)で付けられますが、120 originalには設定がありません。
高速道路をよく使う方は、ここを基準に120 originalか120かを決めてもいいくらいです。安全装備の詳細は1シリーズの安全装備と運転支援で確かめられます。
120と120 M Sport、120dやM135 xDriveとはどう違う?
同じ1シリーズでも、グレードによって性格はかなり違います。
| モデル | 本体価格 | システム出力 | 駆動 | 燃費(WLTC) | 荷室 |
|---|---|---|---|---|---|
| 120 original | 480万円 | 170ps | FF | 16.8km/L | 300L |
| 120 | 500万円 | 170ps | FF | 16.8km/L | 300L |
| 120 M Sport | 521万円 | 170ps | FF | 16.8km/L | 300L |
| 120d | 521万円 | 163ps | FF | 21.2km/L | 300L |
| M135 xDrive | 729万円 | 300ps | 4WD | 12.5km/L | 380L |
120 M Sportは、エンジンは同じで足まわりと見た目が違うモデルです。違いの詳細はM Sportと120の違いと価格差にまとめています。
120dは、同じ価格帯でディーゼルを選べるモデルです。トルクがシステムで400Nmと大きく、燃費も21.2km/Lと伸びます。
M135 xDriveは300psの4WDで、価格も性格も別物です。走りを最優先するならM135 xDriveの性能と価格も見ておいてください。
エンジンがかからない時は?
「1シリーズのエンジンがかからない」と困って調べる方もいますよね。原因として多いのは、次のような基本的なところです。
- ブレーキペダルをしっかり踏んでからスタート・ボタンを押しているか
- スマートキーやスマートフォンのデジタル・キーが車内にあるか
- キーの電池が弱っていないか
- メーターに警告灯や警告メッセージが出ていないか
キーの電池切れなら、電池を替えれば解決することが多いです。手順はスマートキーの電池交換にまとめています。
それでもかからない時は、補機バッテリーの弱りも考えられます。無理に何度も試さず、BMWのロードサイド・アシスタンスか正規ディーラーに相談しましょう。新車から3年はBMW CAREのロードサイド・アシスタンスが付いています。
タイヤ交換で調べられる「締め付けトルク」の数値は、年式とホイールで変わります。この記事では数字を出さないので、取扱説明書か販売店で確かめてください。
120はどんな人に向いている?
最後に、120と120 originalがどんな人に合うかを整理しておきます。
例えばこんな会話をイメージしてみてください。
「街乗りが中心で、たまに高速を使うくらいなんです」
「それなら120で十分ですね。燃費も税金も一番抑えられます」
- 年間の走行距離が多いなら、まず120dと比べる
- シート・ヒーティングや電動シートが欲しいなら120以上にする
- 見た目と足まわりにこだわるなら120 M Sportにする
- 装備より価格を優先するなら120 originalにする
120系は、1シリーズの中で本体価格も自動車税も一番低いグループです。燃費はWLTC 16.8km/Lで、ディーゼルの120dほどではありませんが、M135 xDriveの12.5km/Lよりはぐっと伸びます。
1シリーズで一番安く、維持費も抑えられるのが120系です。そのうえで、装備をどこまで求めるかで120 originalか120かが決まります。
同じグレードでも、販売店によって見積もりの条件は違います。気になるグレードが決まったら、複数の見積もりを並べて比べてみてください。
全グレードの一覧は1シリーズのグレード・ラインナップ、値引きの進め方は値引き相場と交渉の順番で確認できます。
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よくある質問
BMW 120のエンジンは何気筒ですか?
1.5Lの直列3気筒ガソリン・ターボ(B38A15P)です。エンジン単体は156psで、48Vのモーターと合わせたシステム出力は170psです(公式主要諸元)。
120と120 originalで走りは違いますか?
エンジン、ハイブリッド、燃費(WLTC 16.8km/L)は同じです。差は快適装備と選べるオプション、ボディカラーの数にあります。
120に4WDはありますか?
ありません。現行1シリーズで4WD(xDrive)はM135 xDriveだけで、120と120dはFFです。
昔の1シリーズ クーペの135iとはどう違いますか?
135iは初代のクーペ(E82)に設定されていた後輪駆動のモデルで、現行の120とは世代も駆動方式も違います。1シリーズのクーペは2014年に2シリーズ クーペへ移りました。
120はハイオクですか?
はい、無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)指定です。タンク容量は49Lです。
まとめ
- 120は1.5L直3ターボ+48Vマイルドハイブリッドで、システム170ps・280Nm
- 燃費はWLTC 16.8km/L、自動車税は年30,500円
- 120 originalは480万円。エンジンは同じで快適装備とオプションを絞ったモデル
- シート・ヒーティングや電動シートが欲しいなら120以上を選ぶ
- 走行距離が多いなら同価格帯の120dとも比べる





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