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『1シリーズの中古、年式も値段もバラバラで、どれを選べばいいか分からない…』と迷っている方も多いはずです。
結論から言うと、初めての1シリーズなら「3代目F40の年式が新しめで、走行距離が年1万km前後に収まっている個体」が一番選びやすいです。FRにこだわるならF20、予算に余裕があれば現行F70も候補になります。
この記事では、4世代の違いと年式・走行距離の目安を表で並べて、自分に合う1台を絞れるようにしていきます。
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BMW 1シリーズの中古は4世代ある
中古で並ぶ1シリーズは、初代E87・2代目F20・3代目F40・現行F70の4世代です。E87とF20は後輪駆動(FR)、F40からは前輪駆動(FF)になりました。
まず知っておきたいのは、「1シリーズ」と一口に言っても、世代で中身がかなり違うということです。
| 世代 | 型式 | 日本発売 | 駆動 | 2026年時点の経過年数 | 主なグレード |
|---|---|---|---|---|---|
| 初代 | E87(5ドア)/E82クーペ/E88カブリオレ | 2004年10月 販売開始 | FR | 約12〜22年 | 116i/118i/120i/130i |
| 2代目 | F20 | 2011年9月 販売開始 | FR | 約7〜15年 | 116i/120i/118d/M135i/M140i |
| 3代目 | F40 | 2019年8月 発表 | FF(M135i xDriveは4WD) | 約2〜7年 | 116i/118i/118d/M135i xDrive |
| 4代目(現行) | F70 | 2024年11月 販売開始 | FF(M135 xDriveは4WD) | 2年未満 | 120 original/120/120d/M135 xDrive |
日本発売はWikipedia(日本語版)とBMW公式リリースの記載です。
中古車サイトでは、この4世代がまとめて「BMW 1シリーズ」として並びます。だから値段の幅がとても広いんです。
世代の見分け方は 歴代モデル一覧 で、型式と年式からたどれるようにしています。

狙い目の年式はどれ?
『結局、何年式を狙えばいいの?』というのが一番知りたいところですよね。
答えは、何を優先するかで変わります。目的別に並べてみますね。
| 優先したいこと | 狙い目の世代 | 理由 |
|---|---|---|
| 安心感と使い勝手 | F40の後半の年式 | 室内の作りが現行に近く、年数も比較的浅い |
| 予算を抑えたい | F20の後期型(2015年5月のLCI以降) | 前期より新しく、FRの走りも味わえる |
| FRの走り | F20・E87 | 1シリーズでFRなのはこの2世代だけ |
| 最新の装備 | F70 | 48Vハイブリッドやカーブド・ディスプレイ付き |
| 直6エンジン | F20のM140i | 1シリーズ最後の6気筒・FRのMパフォーマンス |
LCI(後期型)の発表日はWikipedia(日本語版)の記載です。
実は、3代目F40は「新車保証が残っている年式」と「切れている年式」が混ざっている世代です。2019〜2020年の個体は新車保証3年がもう終わっている計算なので、保証の付き方で選び方が変わります。
F40の細かい話は F40は中古で買いか、F20は F20の前期・後期の違い にまとめています。
初代E87は年数がたっていて、個体差がかなり大きいです。FRのコンパクトに乗りたい人向けの選択肢として考えておきましょう。注意点は 初代E87の中古と注意点 で見ています。
走行距離はどこまでなら大丈夫?
『何万kmまでなら買っていいの?』という質問もよくいただきます。
よく言われる目安は「1年あたり1万km」です。年式と走行距離を並べて、多いか少ないかを見てみましょう。
| 経過年数 | 標準的な走行距離の目安 | 少なめと言える目安 | 多めと言える目安 |
|---|---|---|---|
| 3年 | 約3万km | 2万km未満 | 5万km以上 |
| 5年 | 約5万km | 3万km未満 | 8万km以上 |
| 7年 | 約7万km | 5万km未満 | 10万km以上 |
| 10年 | 約10万km | 7万km未満 | 13万km以上 |
これは一般的な目安で、BMWの基準ではありません。

ただ、走行距離が少ないほど良いとは限らないんです。長い間ほとんど動かしていない車は、ゴム部品やバッテリーが傷んでいることもあります。
例えばこんな会話、販売店でよくありますよね。
「この個体、年数のわりに距離が少ないですね」
「ずっと車庫に置かれていたので、点検の記録を一緒に見てみましょう」
走行距離の数字だけでなく、整備記録簿でオイル交換と点検をしてきたかを見るのが大事です。距離が多めでも、記録がそろった個体は候補に入れてかまいません。
グレードはどう選ぶ?
『116i、118i、120…名前が多すぎてややこしい』と感じる方も多いはずです。
世代ごとに名前が変わっているので、ここで一度整理しておきますね。
| 世代 | ガソリン | ディーゼル | 高性能版 |
|---|---|---|---|
| E87 | 116i/118i/120i/130i | なし(日本導入なし) | 130i |
| F20 | 116i/120i ほか | 118d(2016年5月追加) | M135i(2012年)、M140i(2016年) |
| F40 | 116i/118i/118i Play/118i M Sport | 118d(2020年4月追加) | M135i xDrive |
| F70 | 120 original/120/120 M Sport | 120d/120d M Sport | M135 xDrive |
出典はWikipedia(日本語版)とBMW公式リリース・公式価格表です。現行F70からは車名の「i」が付きません。
燃料費を抑えたい人や、長い距離を走る人にはディーゼルが向いています。現行の120dはWLTC 21.2km/L、ガソリンの120は16.8km/Lです(BMW公式主要諸元のカタログ値)。
M Sportは見た目と足回りがスポーティな仕様で、中古でも探す人が多いと言われます。現行F70のグレードの違いは グレード・ラインナップ一覧 で見られます。
高性能版を中古で選ぶなら
『中古ならMパフォーマンスも手が届くかも』と考える方もいますよね。
1シリーズの高性能版は世代ごとに中身が違います。F20のM135i(2012年8月追加)とM140i(2016年9月追加)はFRで、M140iは3.0Lの直6です。F40のM135i xDriveからは2.0L直4・4WDになりました。
現行のM135 xDriveは2.0L直4ターボで300ps、WLTC 12.5km/Lです(BMW公式主要諸元)。走りを楽しむ人が多いモデルなので、中古ではタイヤやブレーキの減り方も見ておくと安心です。
- 燃料の種類(ガソリンはハイオク指定、ディーゼルは軽油)
- M Sportかどうか(ホイールと足回りが違う)
- 駆動方式(4WDは高性能版のxDriveだけ)
- 車検証の型式と排気量
予算はどう考える?
『車両価格だけ見て決めていいの?』と思った方、ここは少し立ち止まってほしいところです。
中古の1シリーズは、車両価格に加えて、諸費用や買ったあとの維持費まで見ておくと安心です。現行F70を基準に、維持費に関わる数字を並べますね。
| 項目 | 120系 | 120d系 | M135 xDrive |
|---|---|---|---|
| 新車価格(2026年7月以降・税込) | 480万〜521万円 | 521万〜541万円 | 729万円 |
| 燃料 | ハイオク | 軽油 | ハイオク |
| 燃費(WLTC) | 16.8km/L | 21.2km/L | 12.5km/L |
| 自動車税(年額) | 30,500円 | 36,000円 | 36,000円 |
| タイヤ | 205/55R17(M Sportは225/45R18) | 205/55R17(M Sportは225/45R18) | 225/45R18 |
新車価格は価格.com/goo-net、燃費・タイヤはBMW公式主要諸元、税は2019年10月以降登録の自家用乗用車の標準税率です。
古い世代は、排気量と初度登録の時期で自動車税の額が変わります。中古の場合は車検証で確かめてみてください。
諸費用には、登録の手数料やリサイクル料金などが含まれます。現行F70のリサイクル料金は全モデル17,420円です(BMW公式価格表)。古い世代の金額は車ごとに違うので、見積もりで確かめてみてください。
結論から言うと、車両価格を抑えた分の一部は、修理や消耗品の予備費として残しておくのがおすすめです。特に保証が切れた年式は、この考え方が効いてきます。
色は中古選びに影響する?
色は好みで選んでかまいません。ただ、数年後に売ることも考えるなら、白・黒・グレーのような定番色は買い手を探しやすいと言われます。
色によって売る時にどう違うかは リセールバリュー で見ています。
中古の値段がなぜ安く見えるのかは 中古が安い理由と買ってはいけない個体 で詳しく書いています。

認定中古車と一般中古車、どちらで買う?
『どこで買うかでも違うの?』という疑問もありますよね。
大きく分けると、BMW正規ディーラーが売る「BMW認定中古車」と、一般の中古車店で買う方法があります。
| 比べるところ | BMW認定中古車 | 一般の中古車 |
|---|---|---|
| 売っている所 | BMW正規ディーラー | 中古車販売店 |
| 点検・整備 | 正規ディーラーの基準 | お店ごとに違う |
| 保証 | BMWの保証が付く | お店の保証、または無し |
| 選べる世代 | F40・F70が中心になりやすい | E87・F20まで幅広い |
| 価格 | 高めに並ぶことが多い | 安めに並ぶことが多い |
修理費が心配な人は認定中古車、予算を重視する人は整備記録と保証がそろった一般の中古車、という分け方が分かりやすいです。
保証や価格の違いは 認定中古車は高い?保証と一般中古車との違い で比べています。
試乗と契約の前に見ておきたいことは?
ここが最後の大事なところです。気になる個体が見つかったら、次の順番で確かめてみてください。
- 車検証で型式・年式・排気量を確かめて、どの世代か知る
- 整備記録簿でオイル交換と点検の履歴を見る
- エンジンをかけて、メーター内の警告灯が全部消えるか見る
- 修復歴の有無と、保証の期間・中身を聞く
- 試乗して、段差での音やハンドルのぶれが無いか確かめる
- タイヤの残り溝と、スマートキーの本数を見る
試乗では、エンジンが冷えた状態からかけてもらうのがおすすめです。かかり方や、走り出してすぐの変速のつながりに違和感が無いかが分かりやすいからです。
7速DCT(現行F70)など、変速機の感触は世代やグレードで違います。気になる時は、同じ世代の別の個体と乗り比べてみるのも手です。
『そこまで見るのは大変そう…』と思うかもしれません。でも、ここを飛ばして買うと、あとで修理費がかさむことがあるんです。
故障しやすいと言われる箇所は 壊れやすい年式と避けたい個体 で世代ごとに見ています。
新車と比べて迷っている方は、値引き相場と限界額 で新車の総額の考え方も見ておくと判断しやすいですよ。
中古の1シリーズを買う時期はいつがいい?
中古車は、販売店の決算期や、新しいモデルが出た後に在庫が動きやすいと言われます。ただ、いい個体は時期に関係なく先に売れてしまうことも。
『もう少し待てば安くなるかも』と考えすぎると、条件の合う1台を逃すことがあります。条件を決めておいて、合う個体が出たら早めに見に行くのがおすすめです。
BMW 1シリーズに乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
BMW 1シリーズへの乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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よくある質問
BMW 1シリーズの中古で狙い目の年式は?
初めての1シリーズなら、室内の作りが現行に近いF40の新しめの年式が選びやすいです。FRにこだわるならF20の後期型(2015年5月のLCI以降)も候補です。
走行距離は何万kmまでなら大丈夫ですか?
1年あたり1万kmが一般的な目安と言われます。ただ距離の数字より、整備記録簿で点検とオイル交換の履歴を見るほうが大事です。
FRの1シリーズはどの年式ですか?
初代E87と2代目F20が後輪駆動(FR)です。3代目F40からは前輪駆動(FF)になりました。
中古の1シリーズにディーゼルはありますか?
F20の118d(2016年追加)、F40の118d(2020年追加)、現行F70の120dがあります。初代E87にディーゼルの日本導入はありません。
中古の1シリーズはどこで買うのが安心ですか?
修理費が心配ならBMW正規ディーラーの認定中古車、予算重視なら整備記録と保証がそろった一般の中古車店が候補です。
まとめ
- 中古の1シリーズはE87・F20・F40・F70の4世代。F40からFFになった
- 初めてならF40の新しめの年式、FRならF20の後期型が選びやすい
- 走行距離は年1万kmが目安。数字より整備記録簿を重視する
- 予算は車両価格だけでなく、諸費用と修理の予備費まで考える
- 修理費が心配なら認定中古車、予算重視なら記録と保証のある一般中古車





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