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『初代の1シリーズ、手頃な値段で見かけるけど大丈夫なのかな?』と気になっている方もいますよね。
結論から言うと、初代E87は「FRのコンパクトBMWを楽しみたい」人には魅力がありますが、発売から20年以上経つので、整備にお金と手間をかける前提で選ぶ車です。クーペのE82やカブリオレのE88も同じ考え方になります。
この記事では、旧型の1シリーズのボディとグレード、中古で気をつけたいところを表で確かめていきます。
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初代1シリーズ(E87)はどんな車?
初代1シリーズは2004年9月22日に日本で発表、10月9日に販売開始されたE87(5ドア)から始まりました。2008年にクーペ(E82)とカブリオレ(E88)が加わり、すべて後輪駆動(FR)です。
1シリーズはBMWで一番コンパクトなシリーズとして生まれました。初代から後輪駆動だったのが大きな特徴です。
まずは、初代の型式とボディを並べてみますね。
| 型式 | ボディ | 日本での登場 | 日本導入のグレード |
|---|---|---|---|
| E87 | 5ドア・ハッチバック | 2004年9月22日 発表、10月9日 販売開始 | 116i/118i/120i/130i |
| E82 | クーペ | 2008年2月26日 発表 | 120i/135i |
| E88 | カブリオレ | 2008年3月26日 発表 | 120i |
| E81 | 3ドア・ハッチバック | 日本未導入 | なし |
出典はWikipedia(日本語版)の記載です。
『E81って何?』と思った方もいるかもしれません。E81は3ドアの初代1シリーズで、日本には入っていません。
日本で中古を探すなら、E87・E82・E88の3つから選ぶことになります。

E87・E82・E88、それぞれの特徴
ボディごとに、どんな人に向いているかを見ていきますね。
E87(5ドア)はふだん使いの初代
E87は初代の中心になる5ドアです。グレードは116iから130iまで4つありました。
数字が大きいほど上のグレードです。初代の5ドアで一番上の仕様は130iでした。
5ドアなので後席にも乗り降りしやすく、初代の中では一番ふだん使いに向いたボディと言えます。
E87のグレードはどれを選ぶ?
E87の4つのグレードは、数字が大きいほど余裕のある仕様です。
『一番安い116iで十分かな?』と考える方もいるはずです。街乗りが中心なら、まずは116iや118iから探すと台数も多く、選びやすいと思います。
130iは初代の5ドアで一番上の仕様で、台数は多くありません。走りを楽しみたい人には魅力ですが、状態の良い個体を探すのに時間がかかることもあります。
どのグレードでも、年式の古さは同じです。グレードより先に、整備の記録と今の状態で選ぶのがおすすめです。
E82(クーペ)とE88(カブリオレ)
2008年に加わったクーペとカブリオレは、1シリーズの中でも趣味性の高いボディです。
クーペには120iと135iがありました。カブリオレは120iのみの導入です。
1シリーズのクーペとカブリオレは、2014年に「2シリーズ クーペ(F22)」へ引き継がれました(日本は2014年2月発売)。今の1シリーズは5ドアだけなので、屋根の開く1シリーズは初代の中古でしか手に入りません。
この流れは クーペ・カブリオレ・セダンはある? で詳しく見ています。
クーペとカブリオレを選ぶ時のひと工夫
クーペやカブリオレは、5ドアより台数が少なめです。状態の良い個体に出会えた時に決められるよう、予算と条件を先に決めておくと動きやすいですよ。
カブリオレは屋根の開け閉めをする仕組みがあるぶん、点検するところが増えます。試乗の時は、忘れずに一度開け閉めしてみてください。
初代と今の1シリーズは何が違う?
『同じ1シリーズでも、今の車とはまったく別物なの?』と感じますよね。
| 比べるところ | 初代(E87など) | 現行F70 |
|---|---|---|
| 日本発売 | 2004年10月 | 2024年11月 |
| 駆動方式 | FR(後輪駆動) | FF(M135 xDriveは4WD) |
| ボディ | 5ドア・クーペ・カブリオレ | 5ドアのみ |
| 新車価格 | 中古のみ | 480万〜729万円(2026年7月以降モデル) |
| ハイブリッド | なし | 120・120dに48Vマイルドハイブリッド |
| 2026年時点の経過年数 | 約12〜22年 | 新車 |
現行F70の価格はメーカー希望小売価格(消費税込)です。中身の違いは 現行F70の特徴 にまとめています。
旧型の1シリーズを中古で買う時の注意点
ここが大事なところです。初代の1シリーズは、一番新しい個体でも10年以上経っています。
年数が経った輸入車は、走行距離が少なくても部品の傷みが進んでいることがあります。ゴムや樹脂の部品は、時間とともに硬くなるからです。
| 気にしたい箇所 | よくある症状 | 修理費の目安 |
|---|---|---|
| 冷却系(ウォーターポンプ・ホース・ラジエーター) | 冷却水の減り、水温の警告 | 数万円〜十数万円程度 |
| オイル漏れ(パッキン類) | 床のシミ、焼けたにおい | 数万円程度〜 |
| 足回りのゴム部品・ショック | 段差でのゴトゴト音、ふわつき | 部品の数で変わる |
| 電装・窓まわり | 窓の動きが遅い、警告灯 | 原因で大きく変わる |
| カブリオレの幌 | 開閉の不調、雨漏り | 状態で大きく変わる |
修理費は部品の入手のしやすさや工場で大きく変わるので、目安として見てください。故障の傾向は 故障しやすい箇所と修理費 でも見ています。
自動車税は新車登録から13年を超えると重くなります。初代の1シリーズはほとんどがこの対象になる年式です。購入前に、その個体の税額を確かめておきましょう。

『安いから』だけで決めないほうがいい理由
『車両価格が安いなら、多少直しても得では?』と考える方もいるはずです。
ただ、買ったあとに冷却系と足回りを続けて直すと、車両価格に近い出費になることもあります。車両価格だけでなく、買ってから1〜2年の整備費も見込んでおくと安心です。
初代1シリーズの維持費はどう考える?
『買ったあと、毎年どれくらいかかるの?』というのが一番気になるところですよね。
旧型の輸入車は、毎年同じ金額で収まるとは限りません。かかるお金を「毎年かかるもの」と「突然かかるもの」に分けて考えると、予算を立てやすくなります。
| 分け方 | 主な中身 | 旧型で気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 毎年かかる | 自動車税・保険・駐車場 | 13年超で自動車税が重くなる |
| 2年ごと | 車検・重量税 | 重量税も年数が経つと重くなる |
| 消耗品 | タイヤ・バッテリー・オイル | サイズや銘柄で値段が変わる |
| 突然かかる | 冷却系・オイル漏れ・電装の修理 | 年に数万円〜十数万円程度を見込む |
税額や車検費用は、その個体の排気量と重さ、登録年で変わります。
同じE87でも、116iと130iでは排気量が違うので税額も変わります。グレードを決める時は、走りだけでなく毎年の税金も比べておきましょう。
維持費の全体像は 維持費は年間いくら? でも見ています。購入前に販売店で「年間の税金はいくらか」を聞いてみてください。
- 車両価格と、購入時の諸費用を確かめる
- 自動車税と車検費用を個体ごとに聞く
- 修理の予備費を、毎年いくらか積み立てる
- 予備費を足しても無理がないかで決める
修理の予備費を別に取っておくと、急な出費でも慌てずに済みます。車検の考え方は 車検費用の目安 も参考にしてみてください。
E87の中古を選ぶチェックポイント
旧型は状態の差が大きいので、見るところを決めておくと失敗しにくいです。
- 型式(E87・E82・E88)とグレードを車検証で確かめる
- 整備記録簿で、冷却系やオイル漏れの修理履歴を見る
- エンジンをかけて警告灯が消えるか確かめる
- 試乗で段差を越えた時の音と、まっすぐ走るかを見る
- カブリオレは幌を開け閉めして、動きと雨漏りの跡を見る
試乗の時は、こんなふうに聞いてみるのも手です。
「この車、最近どこを直していますか?」
「2年前に冷却系のホースを一式替えています」
こうした答えがすぐ返ってくる個体は、手をかけられてきた可能性が高いんです。
整備してくれる工場も先に探しておく
旧型の輸入車は、どこでも同じように直せるとは限りません。BMWの整備に慣れた工場が近くにあるか、買う前に調べておくと安心です。
部品の取り寄せに時間がかかることもあります。急ぎで車が必要な使い方なら、代わりの足をどうするかも考えておきましょう。
『そこまでしないとダメ?』と思うかもしれません。ただ、こうした準備をしておくと、旧型ならではの楽しさを気持ちよく味わえるんです。
在庫を探す時は、年式を2011年より前(クーペ・カブリオレは2014年ごろまで)に絞ると初代が見つけやすいですよ。型式やボディの条件で絞り込んでみてください!
初代E87はどんな人に向いている?
最後に、初代の1シリーズが合う人と合わない人を整理しておきますね。
旧型の1シリーズは、選ぶ人をはっきり選ぶ車です。自分がどちらに近いか、照らし合わせてみてください。
- FRのコンパクトなBMWに乗りたい
- クーペやカブリオレの1シリーズが欲しい
- 整備に時間とお金をかけるのが苦にならない
- 故障の心配をできるだけ減らしたい
- 運転支援の装備が欲しい
- 維持費を毎年同じくらいに抑えたい
故障の心配を減らしたいなら、同じFRでも年式の新しい 二代目F20 を見てみるのも手です。
新車の1シリーズも候補に入れるなら、値引きの進め方を 1シリーズの値引き相場と交渉の順番 で確かめておきましょう。歴代の見分け方は 歴代モデル一覧 にまとめています。
BMW 1シリーズに乗り換える前に、今の車の手放し方も決めておく
BMW 1シリーズへの乗り換えを考えているなら、今の車をどうするかも先に考えておくと安心です。
『新しい車のことで頭がいっぱいで、そこまで考えていなかった』という方も多いですよね。
今の車は、購入する販売店での下取りのほかに、買取店に売る方法もあります。複数の会社に査定してもらうと、条件を比べたうえで決められます。
納車のタイミングと手放す時期をそろえておくと、車が無い期間もつくらずに済みます。
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これが、車の買い替えで損をするか、得をするかの分かれ目になります。
すでに調べ尽くしている方は「知ってるよ」と思うかもしれません。でも、ピンと来なかった方は、ここだけは最後まで読んでみてください。
ポイントは「今の車をどう手放すか」です。
多くの人は、新しい車を買うお店でそのまま下取りに出します。でもこれは、損をしやすい典型的なパターンなんです。
販売店も商売なので、下取りはできるだけ安く引き取りたいのが本音です。
- まず、控えめな下取り額を提示される
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金額が上がると、サービスしてもらったように感じますよね。
ただ、最初の金額には上げる余地が残してあることも多く、上がった後の金額でも、まだ本当の価値より安いことがあります。
比べる材料を持たずに商談に行くと、もっと高く売れたはずの車を、そのまま安く手放してしまうこともあるんです。
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| サービス開始 | 2007年 |
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よくある質問
初代の1シリーズはいつ発売されましたか?
5ドアのE87が2004年9月22日に日本で発表され、10月9日に販売が始まりました。
E82とE87の違いは何ですか?
E87は5ドア・ハッチバック、E82はクーペです。E82は2008年2月26日に日本で発表され、120iと135iが導入されました。
初代1シリーズに3ドアはありますか?
3ドアのE81はありますが、日本には導入されていません。
1シリーズのカブリオレは今もありますか?
ありません。カブリオレのE88は初代だけで、2014年からは2シリーズへ引き継がれました。
旧型の1シリーズは自動車税が高いですか?
新車登録から13年を超えると自動車税は重くなります。初代はほとんどが対象の年式なので、個体ごとに確かめてみてください。
初代1シリーズで一番台数が多いのはどれですか?
正確な台数は分かりませんが、中古で見かけやすいのは5ドアのE87です。クーペやカブリオレは5ドアより少なめです。
まとめ
- 初代1シリーズはE87(5ドア・2004年)、E82(クーペ)、E88(カブリオレ)の3つが日本に導入された
- すべて後輪駆動で、3ドアのE81は日本未導入
- クーペとカブリオレは2014年に2シリーズへ移った
- 年式で12〜22年経っているので、冷却系やオイル漏れの履歴、13年超の自動車税を確かめる
- 整備を楽しめる人向けで、安心を取るならF20や現行F70も比べる





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